呼吸とは何か?(瞑想における呼吸、その3)
———前回の「瞑想における呼吸」の続き(その3)です。
———いや、でも「呼吸が止まる」んだったら、「深呼吸」とは逆じゃん?
だって、深呼吸は深くたっぷり呼吸することでしょ?
はい、でもポイントは「止まること」、ではなくて、
「川面の凪」や、「ピタッと止まったろうそくの炎」の内部には、
豊かに循環し、燃焼し続けている「内部エネルギー循環がある!」、
ということです。
私達が「深呼吸」をするとき、そこでは単に「酸素を吸収する」だけでなく、
「内部の豊かな生命エネルギー」を一緒に
一呼吸一呼吸、受け取っているのだ、と思うのです。
「呼吸」とは、そういう奥深いレベルにまで繋がる
絶え間のない「生命エネルギー循環」の入口にあって、
意識のレベルと肉体のレベルとを繋ぐ架け橋、
となっている活動だと思うのです。
「物理的な肉体運動による酸素吸入」、というだけでは語れない深さが、
「呼吸」、というものの根底にはあるよね、・・・・・と。
だからこそ、「日々、生き生きと豊かに呼吸する」ことは大事であり、
「深呼吸歩き」を通じて、それを日々育てることができれば、
私達にとってその先に繋がる大きな可能性がある、と思います。
国連のWHOが定める「健康の定義」に、
Body, Mind, Spirit の最後のSpiritを入れるか入れないかで、
いろいろ議論があったと聞きますが、
人間の健康は、カラダ・ココロ・魂との生き生きした調和にあるわけで・・・。
そういう観点からも、日常のルーティーンに取り入れられる活動として
「深呼吸歩き」は優れている、と思うのです。
* * *
しかし、ここからズッコケ話になりますが・・・。
自分の20代の頃の瞑想体験の話なども書きましたので、
あれ、意外とひょっとしてこの人、なかなかスゴイ人なのかな?、
・・・と思われた方が、いらっしゃるかも知れません。
が、残念ながらそのご期待には沿えません。(笑)
自分はその後、いろいろ人生やら現実の波にもまれて、
当時の瞑想状態をすっかり忘れ果て、ボロボロになってしまいまして。
一人で瞑想することも全然できないような状態になっていたのが、
7年前だった、———というオチが付きます。(笑)
そんな状態の中、(20代のように、瞑想中心の生活をするような
環境にもない中)、「深呼吸歩き」、を始めた、というわけです。
で、続けてみると、なんだか劇的に良くて、(まだまだですが)、
どうやら「人生の劇的立て直し」になりつつあるようなので、
「これはとにかく書かなくては、伝えたい!!」、と、
このブログを書き始めた次第なのです。(・・・♪チャンチャン!)
(以上、「瞑想における呼吸」、終わり。)
●「深呼吸歩き」のやり方はこちら↓