歩こ、歩こ!

2013年から毎日(10kmくらい)歩き始めた、54才男です。歩くことの素晴らしさ、健康、その他日々の思いつきなどを書いていきます。

深呼吸しながら歩くことは、理想的な「動的ストレッチ」!!

※―――前回は、5年間歩くことで、カラダの状態が激変した、
と書きました。

そして自分の歩き方について、
歩くリズムに合わせて一歩一歩ごとに、
「スースースースー・・・」と、息を目いっぱい吸っていって、
一杯になったら、またリズムに合わせて「ハーハーハーハー・・・・」、と
息を吐き切るまで吐く、・・・・・それをずーっと繰り返しながら歩いている、
と書きました。)

今日は、その続きです。

実は、「息を目いっぱい吸うこと・吐くこと」って、かなり筋肉を使うので、
筋肉(特に「体幹」と「首・肩のまわり」の筋肉)が「凝り固まっている」と、
できないんです。
5年前、僕が歩き始めた最初のころは、
「深呼吸を続けること」自体のカラダの準備ができていなくて、
特に首回りの筋肉がガチガチだったので、ちょっとしんどかったです。

でも、呼吸のできない人はいないですよね。(笑)
歩き始めれば、普段よりも呼吸の量は、自然に増えますし、
血液の循環がよくなり、筋肉が温まり緩んできます。
ですので自分のペースで歩きながら、
意識していつもより深く呼吸し続けることは、できます。
そして実は、「それをやってること自体」がストレッチ運動になっているんです。
毎日やっているうちに、だんだんと筋肉に「気血」がめぐってきて、
筋肉が目覚めて復活し、深呼吸もだんだん楽に深くできるようになってきます。

実は、「深く呼吸しながら歩くこと」って、理想的な「動的ストレッチ」なのです。

―――「動的ストレッチ」って知ってますか?
ヨガのように、静かにカラダを伸ばすのが、静的ストレッチ。
それに対して、カラダを楽に動かし続けることで、
だんだん筋肉や組織に血液やエネルギーを送りこんで目覚めさせつつ、
ほぐしていくのが、「動的ストレッチ」。
実は今日のプロスポーツ界では、静的ストレッチより効果的、とすら言われます。
(信じられなかったらググって下さい。
もっとも目的と効果が違うので、両方取り入れるのがいいと僕は思います。)

「歩行のための、足回りの筋肉」だけではなく、
「深呼吸のための体幹や内臓の筋肉」に対して、
この「動的ストレッチ効果」が、歩いている間じゅうマッサージのように続けられ、
酸素と血流の循環がたっぷり送りこまれるわけです。

「ただ歩くだけ」だと、本当に疲れてしんどいときなどは、
「歩くこと自体の疲れやしんどさ」が先に立つことがたまにありますが、
深い呼吸と一緒に歩くと、全身への酸素の充足が、「歩く疲れ」を上回っていくので、
カラダの精気や気力がどんどん復活していきます。

      *      *      *

やり方ですが、「何歩で」吸いきって、「何歩で」吐き切るか、というのは、
「何も決めない」方がいいです。
歩き始めは、いつも少ないです。
(少ない歩数で吸い、吐きますし、呼吸も浅めです。)
で、だんだん歩くうちに歩数が増えて、長く深い呼吸になってきます。

  ※・・・でも、無理はしない方がいいです。
  頑張ると、歩くことの「快適さ」より「しんどい感」が増えてしまうので。
  最初は、「深めの呼吸を意識する」くらいがいいかもしれません。

だるい時には、歩くだけで精一杯、という時もあります。
特に5年前のころは、最初はだるくて呼吸どころではなく、
ふらふらしながら歩き始める、ということもしょっちゅうでした。
でも、歩き始めると、4、5分から足取りがだんだんしっかりしてきて、
15分くらいたつ頃には、深呼吸しながら元気に歩けるようになっていました。

ですから、その時々のカラダの声を聴きながら、状態に合わせて、
無理なく自然にやるのがいいと思います。

ちなみに、本当に深く胸いっぱい息を吸い、吐き切ることをしばらく続けると、
首とか耳周り、顔やおでこ等にも、どんどん気血の巡りが来るんですよ。
呼吸の度に、首から顔にかけても、筋肉が張ってストレッチする感じになります。
これ、「表情筋(顔の表情)」のよみがえりにも、めちゃくちゃいいと思いますよ。
温泉にたっぷり浸かった後みたいな、気の巡った表情になります。

ちなみに「むくみ」って、「気血(リンパ含む)の滞り」のことですよね。

ですから、(僕は男ですから、エステとかやったことないので分かりませんが)、
女性にとってはきっと、エステとか化粧品とかよりも、
ずっと根本的で深い効果があるのでは?・・・と思います。
他者の力や外部からの成分に頼って、「一時的に改善する」のではなく、
自分自身の生命力が目覚めて、筋肉や血流が復活し、
生気が循環し始めるんですから。

若返りますよ、ほんとうに・・・!! (^^)

(続く・・・。)