歩こ、歩こ!

2013年から毎日(10kmくらい)歩き始めた、54才男です。歩くことの素晴らしさ、健康、その他日々の思いつきなどを書いていきます。

歩くのは疲れる?…いや、カラダは「動かさないと疲れる」んです。

普段、歩く習慣の無い人は、
「歩くのなんかめんどくさい、疲れる、しんどい」、と思いがちです。
僕も前は、そう思っていました。
 
でも、それは逆なんです。
実はカラダは「動かさない」ことで、疲れて重くなっていくのです。
カラダは適度に動かすことで、生き返り、疲れが取れてリフレッシュされます。
 
前回、歩くことの目的は全身に酸素をたっぷり取り込んで、
血液をしっかり巡らせ、全身(特に「脳」)をリフレッシュすることにある、
と書きました。
これ、やってみると本当に「疲れが取れる」のです。
 
でもなぜ、カラダは「動かさないこと」で、疲れて重くなり、
「動かすこと」で生き返り、疲れが取れるのでしょうか?
 
なぜならカラダとは、もともと清流の流れのような「動き」だからなのです。
私たちは常に呼吸し、心臓は脈動し、
血液やリンパが全身に巡り、酸素や栄養を送り、老廃物を取り去ります。
脳細胞のシナプスは常に活動して、全身の神経組織とやりとりし、
全身の細胞と遺伝子は、常にオン・オフを切り替えながら
全身と連携しつつ、内分泌ホルモンを調整して活動しています。
 
私たちのカラダは、高度に調和した「動き(連動体)」として、生きています。
その循環し続けている「動き」が淀み、停滞すると、
疲れてしんどくなって病や老化を起こし、止まると死にます。
呼吸を止めればたちまち苦痛が襲い、血流が滞れば組織は壊死し、
心臓や脳活動を止めれば死んでしまいます。
 
カラダの快適さは、循環し、動き続けていることにあり、
それが私たちの感覚や気分に、軽やかな活力や爽快さ、
そしてリラックスや「くつろぎ」をもたらすのです。
 
だから「歩くことの目的」は、このカラダの「循環する動き」を促進し、
日々、生き生きと蘇生させ、リフレッシュすることにあるわけです。
現代生活の中で滞りがちなカラダに、
清流の活力とエネルギーを吹き込むことにあるのです。
 
実際、深く呼吸しながら15~20分くらい歩いていると、
歩き始めに感じていた疲れやだるさが自然に取れてきて、
全身に酸素がめぐって、いつの間にか元気になってきます。
 
朝など、カラダがだるく、頭が重い日も、
とにもかくにも、重いカラダを引きずって、
最初はゆっくり、ふらふらしながらでも歩き始めると、
だんだんと足取りもしっかりしてきて、呼吸が深くできるようになり、
20分もたてば、元気になって精気が満ちて、
軽やかに歩けるようになっています。
 
気持ちいいですよ!
呼吸と血液循環の力・効果、というのは、本当にとても大きいです。
本当に、僕はこの5年間、歩くことで救われてきたな、とつくづく思います。