歩こ、歩こ!

2013年から毎日(10kmくらい)歩き始めた、54才男です。歩くことの素晴らしさ、健康、その他日々の思いつきなどを書いていきます。

呼吸についての体験談、その1

前回、2回深呼吸について書きました。
深呼吸というのは現代人にとってそんなに簡単じゃない、
肺には、他の臓器と違って「筋肉」がなく、
普段何気なくしている呼吸は、「深層筋(インナーマッスル)」による運動であり、
とりわけ深呼吸となると、全身のたくさんの筋肉が連動した全身運動となる、
と書きました。

しかし、呼吸について書こうとすると、意識を向けるほど奥深さが見えてきて、
これはなかなか簡単に書けることではないな・・・、と、ちょっと構えてしまい、
実はそれで更新が暫く空いてしまいました。

―――その後、本業の仕事に押されまくって時間がとれない中、
結局、今の自分が思いつく範囲のことをそのまま書いていくしかないな、と。
まあ、自分の体験談などから、気楽に書くとします。

* * *

20代の前半のころ、ストレスをやたらたくさん溜め込んでおりまして。
当時、ストレスだらけの自分を何とかしなくては、と思い立ち、
本を買い、見よう見まねでヨガなどを始めました。
しかし、そうやってカラダに向き合ってみたら、
それまで深いところに抱えて溜め込んでいたカラダの緊張などが、
どっと表に出てきたのですね・・・。
(何事でも同じですよね・・・。
まずは直面して向き合うところから、変化は始まりますからね。)
そして直面してみると、それまで見ない・感じないようにフタをして、
抑え込んでいた問題が、次から次から、これでもか、と出てくるわけです。笑)

自分の場合、ヨガなどでカラダの感覚を感じ始めたら、
どんどん息ができなくなってしまいまして・・・。
それこそ深呼吸どころか・・・、普通の呼吸さえほとんど息が入らず、
日常の中でも苦しくてたまらなくなりました。
そんなある日、苦しいまま一人で部屋にいるのがいやになって、
(自分なりに苦肉の策で)、部屋を飛び出して走り出して、
そのままゆっくりゆっくり、1時間以上かけてマラソンしてみたのです。
(なぜそんなことをしたか・・・、ただの思い付きだったのですが。。。
もちろん、ホントにゆっっくり、ゆっさゆっさと、ですよ。)

ラソンってほぼ強制的に、ものすごくたくさん呼吸しますよね。
じっとしていても苦しいのに、部屋を飛び出してマラソンするなど、
無謀の極みのような行動で―――。(笑)
地獄トレのような、めちゃくちゃな苦しさが待っているかと思いきや・・・。

驚いたことに、走っているうちに劇的に呼吸ができるようになったのです。
走り終わった後、汗だくで部屋に戻った時、スーーっと空気が入って、
気持ちよく深呼吸ができるのです。
これには、「ありゃりゃっっ・・・?、治ったわ!!」って感じでびっくりしました。

まぁ、もっともそれは一時的なことで。
そのマラソンを続けてみる、という発想は、当時の僕にはなかったので。(笑)
でも、その後いろいろ、改善の取り組みを必死になってやった中で、
やがて苦しさのピークも通り過ぎて、時間をかけて回復していきました。
ただあの時の、一時的にでも呼吸が深く入った気持ちよさは、
新鮮な驚きとして記憶に残っています。

  あれ?、何お前、20代でカラダの不健康やストレスを克服したのなら、
  何で40代後半になって、立て直しだなんだって騒いでんの?
  ・・・いやまぁ、人生いろいろありまして。。。(^_^;)>
  なかなか一筋縄で行かん、というか、単にどんくさいという説も。。。(笑)

(・・・次回に続く)

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紅葉の季節ですね!こんなとこ歩けたら、気持ちいいでしょうね!!
●「深呼吸歩き」のやり方は、こちら↓

aruko-aruko.hatenablog.jp