歩こ、歩こ!

2013年から毎日(10kmくらい)歩き始めた、54才男です。歩くことの素晴らしさ、健康、その他日々の思いつきなどを書いていきます。

歩くことで「身体がもともと備えている、めぐる生命力の美しさ」が現れる…それは「快!!」

(・・・前回のつづき)
スポーツ競技は、それぞれ独自のルールや技術を身に着けて、
その中で人との優劣を競うもの―――。
そこにゲーム性の楽しさ、そして様々なドラマが生まれ、
それを共に体験して味わう素晴らしさがあるわけですが・・・。

でも、「歩く」、というのはそれとはちょっと違う。
「歩く」というのは、呼吸などと同じように、
生きている中で誰もがする基本的な動きです。
―――生まれた子犬や小鹿が、やがて立ち上がることが、
持って生まれた自然の姿の現れであるように、
人間の赤ちゃんとして立ち上がり、そして歩き始めることは、
人間の身体の自然の設計として、生まれつき備わった能力です。
そして、その当たり前の「動き」を
日々しっかりと「動かす」ことで、
身体本来の、潜在的に持っている力が立ち上がってくる・・・。
それが基本だと思います。

―――だからこれは、スポーツの技術を身に着ける、
というのとは次元が違う、と思うわけです。
親や先祖から受け継いで、人間の身体にもともと自然に備わった力。
だって、身体そのものが、そういう風にできているわけですから。

私たちが現代のように机に座り、
車や電車で移動する生活を本格的に始めたのは、
せいぜいこの50年くらいのものでしょう。
ですが、人間の二足歩行の歴史は、数百万年!!
それこそご先祖様が(笑)、大自然の中で営々と生き抜く中で、
骨格、たくさんの筋肉、臓器などとともにバランスよく育くまれ、
DNAにしっっっかりと刻まれた、誰もが持つ肉体本来の機能です。

だから、その,肉体の全ての骨格や臓器やたくさんの筋肉が、
まさに「歩くこと」によって目を覚まし、息を吹き返し、
本来のあるべきカタチで立ち上がってくる・・・、
自分で日々歩いていて、そう感じます。

そうだとしたら、それをちゃんと発揮して、
その本来の姿を現わしてあげなきゃ、身体かわいそうじゃん?、
と思いました。
せっかく自分自身のものとして備わった、
身体本来の力なんだもの・・・。
何か、わざわざ会得する技や専門能力ではなくて、
赤ちゃんが立ち上がって歩きだすように、それは
もともと持って生まれた、身体の自然の姿なんだもの・・・。

先祖から受け継いだこの身体は、
歩くことで、様々な筋肉や骨格、
呼吸・血液の循環や内分泌ホルモンの働きを目覚めさせ、
人間としての自然な健康体を発現していくんだと思うんです。
少なくとも、歩くことはそこに重要な影響を与えている、
と思います。

親とかご先祖から受け継いだ身体の健康なパワーを立ち上げて、
しっかり表現しなきゃ、親やご先祖に申し訳ないなー。
なーーんて、日々歩いて
身体がみるみる蘇っていくのを実感するときに、
そんな思いがふつふつと沸き起こったりしました。
いやー、こりゃぁ現代人、
みんなもったいないなぁ・・・、とも。。。
(だから、それをブログに書いて表現しよう、
と思ったわけです。。。)

そして、身体に生命力がめぐるのは「気持ちがいい・・・!!」。
そこには、「快」があります!!
その感覚を僕は、この6年、歩くことを通じて味わっています。

身体って、もともと素敵なもんじゃないですか。。。
野生動物の姿が、生命力の自然な美しさを持つように・・・。
身体ってもともと綺麗だし、素晴らしいと思うんですよね。。。
その、「身体が備えている、めぐる生命力の美しさ」みたいなのが、
歩くことを通じて現われてくるんです。。。
その、蘇り、立ち上がってくる生命力の感覚は、
ほんっっと、「快」ですよ!!
自分の身体が、歩く動きや、足はもちろん全身をめぐる活力が、
歩くうちにだんだん湧きあがり、
快活にのびのび歩けるようになってきます。
もしかすると「ちょっとナルシスムが入ってるかも」…ってくらい、
その快活な生命力が、心地よいです。

・・・そんな感覚を味わっています。
持って生まれた「自分」をしっかり立ち上げればいい、
そこに、生命としての自然な美しさがあるから・・・。
そんな感覚を、きっと実感して頂けると思います。